「友広院長の健康コラム」vol.14 ~腸内フローラ その1~

みなさんは「腸内フローラ」という言葉を聞いたことがありますか?

 

我々のお腹の中には、なんと100兆もの細菌が住んでいます。
その腸内細菌は人間が摂取した物を餌にして、互いに戦い、そして助け合いながら
小宇宙すなわち生態系を確立させています。

 

その生態系を腸内細菌叢(さいきんそう)もしくは、腸内フローラと呼ぶのですが、
一つ一つに個性を持つ腸内細菌たちが、腸の中で咲き乱れている様子は、さながらお花畑
=フローラのようだと言われています。

 

欧米や中国では、莫大な資金を使い、国家レベルでの研究を始めていますが、日本では
まだまだ遅れているのが現状です。

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そんな中で、2013年9月ワシントン大学教授のジェフリー・ゴードンが、世界的に権威
のある科学雑誌「サイエンス」に、世の中をひっくり返すような衝撃的な論文を発表しました。

 

ご存知のように、米国は肥満大国とも呼ばれ、人口の約44%が肥満だと言われていますが、
この論文はそんな肥満の方々だけでなく、全ての人々に大きな影響をもたらすものでした。

 

その内容とは、‘腸内細菌の乱れが、肥満体質の原因になる’というものです。

 

簡単に言うと、全く同じ量を摂取していても、太る人と痩せたままでいる人、この摩訶不思
議な現象の、その原因の一部が判明・解明されたということなのです。

 

また、腸内細菌の乱れによる不快感やストレスから、自律神経にも影響を与えます。

 

という事は、腸内細菌叢の解明こそが、肥満の解消や自律神経を整えたい
あなたへの神様からのプレゼントなのかもしれませんね。

 

ゴードン博士の研究チームは、まず無菌マウスに痩せている人の便と
太っている人の便を移植し、痩せ菌ネズミとデブ菌ネズミを作りました。

 

そして、この二つのグループを、およそ1ヶ月間ほぼ同じ食事と運動量で育てました。
するとなんとやせ菌ネズミはそのままなのに、デブ菌ネズミは、脂肪がどんどん
増えて太ってしまったのです。

 

これはいったいどういう事なのでしょうか?

 

やせ菌ネズミとデブ菌ネズミは、同じ量の栄養を摂取して、同じ量の運動をしたのに、
デブ菌ネズミは太って脂肪が増え、やせ菌ネズミはそのままの体重を維持したのです。

 

ゴードン博士の研究を端的にいうと、肥満ネズミ(肥満の細菌叢)には、肥満に
導く菌がいるわけではなく、肥満を防ぐ菌が少ない(いない)ことがわかったのです。

 

では、気になる肥満フローラは、一体どうすれば、痩せ菌フローラになり、
腸内の環境が整っていくのでしょうか?

 

次回詳しく説明します!!

 

あなたの腸内が変わり、人生が変わる日が、すぐ目の前に来ているのかもしれませんね。

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